2018年09月29日

シュロスベッカライ 〜ニーダーエッガーが手に入る貴重なお店〜

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以前から行ってみたかったお店へ、雨の休日夫と行ってみました。

広尾にある、ドイツ菓子のお店です。
ドイツ菓子も気になる事はもちろんですが、なにより気になるのはニーダーエッガーが手に入る事。
以前、輸入食材の宝商事さんでこちらのチョコレートを取り扱っていたのですが、現在はどうやら取り扱いが無く・・
国内で手に入れられるとは思っていませんでした。

このニーダーエッガーのマジパンチョコは、私の中のマジパンという食べ物の認識を変えてくれた逸品です。
それまで、マジパンは美味しくないというイメージでしたが・・
(国内パン屋さんのマジパンシュトレンでも、美味しかった記憶があまりなし・・)
こちらのマジパンはふわっと柔らか、なんとも香り高く「これがマジパンなの??」と思わずびっくりしてしまう美味しさ。
もしかしたら、国内にも美味しく作る店はあるかもしれません。
恐らく、私がまずいマジパンしか食べていなかったのでしょう・・。

先日のブログでも紹介したEU GI食品の品目である、リューベッカーのマジパン。その産地リューベックにニーダーエッガーはある様です。
まさに本物の産地のマジパン。この本物の美味しさ、是非とも知ってほしいですね。
他、大好きなザントクーヘンやフランクフルタークランツもあるという情報をゲットしていたのでワクワクしながらお店を訪問しました。
お店はマンション一階、向かい側にはお寺、通りも雰囲気もとても落ち着いた印象。
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店内には、入ったすぐ脇の棚にお土産向きのテーゲベック
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奥には生ケーキや焼き菓子、ニーダーエッガーマジパンチョコが並んでいました。
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イートイン席がありましたので、その場でケーキもいただいていくことにしました。
旦那はフランクフルタークランツ、私はいちじくとけしの実のタルトをチョイス。
プレートがやってくると、嬉しいことにケーキにプラスしてニーダーエッガーのチョコがひとつとクッキーが一つサービスされていました。

いちじくとけしの実のタルトはしっとり、程よい甘さで風味がとても良い!そして、ぷちぷちしたけしの食感がナイスです。
甘めで柔らかなイチジクに、香ばしいさっくりしたクルミの相性が抜群。
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フランクフルタークランツは、ほろりと崩れるケーキ生地にキャラメリゼされたアーモンドクランチがまぶされ、あっさり目のバタークリームがサンド。普段食べているユーハイムの物とはまた違う、贅沢な一品でした。
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(以前、はるばる行ったクラブハリエのお菓子教室で習ったものと外観が似ていました)

お店の奥では、パティシエさんが注文品ケーキを仕上げている最中。
こちらのお店のFacebookでも頻繁に注文ケーキの写真が載っているので、沢山ケーキを頼むお客様がいらっしゃるのでしょう。

お土産に、ザントクーヘンを二種類買ってみました。
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具入りは、具の沈み込みを抑えるために配合がシンプルなザントクーヘンとは違っていました。
個人的には、やはりあのほろりとした生地の食感が好みなのでリピートするならシンプルな方です。

気になるケーキもまだあったので、また行きたいと思います。

他に、バナナジュースのお店に立ち寄りました。こちらもお高めですが美味しかったですよ!!
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今回立ち寄りませんでしたが、フロインドリーブ東京も広尾駅からシュロスベッカライへ行く途中にありました。
次に行くならば、立ち寄りたいですね。
posted by シナモン at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | カフェ・スイーツ

和・洋の発酵食品のイベントへ


9月は、発酵食材に関するセミナーやイベントに参加してみました。
まず行ってみたのは、「醤油の食文化を語る」という企画です。
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日本東西の醤油メーカーや著名な料理人の方、大学教授などが参加されるというもの。
どんな内容なのか、興味がわいたので行ってみました。
前半は、東京農業大学の小泉武夫先生による講義。醤油の歴史や、醤油を使った料理の紹介、写真などを使い醤油への思いを語るという内容でした。

後半はパネルディスカッション。和菓子協会理事の方が進行役を務め、パネリストには3つの醤油メーカー(キッコーマンヒガシマルタケサン)の方とつきじ田村の田村隆氏の計4名。
今までの食文化全般というよりも、参加者さんそれぞれの立場からのお話、また和食料理人、田村隆さんの軽快なトークが面白く、あっという間に時間が経ちました。
丸大豆醤油(豆に含まれる脂質の扱い)の話や、木桶の話、業界によって割合の多いメーカーがあるのはなぜかといった話など、色々なるほどと思える内容が盛りだくさん。普段気にしたことがありませんでした。
田村氏いわく、「なんでも後味が重要」との事。出汁でも醤油でも、重要なのはバランスと後味
普段真剣に料理に向きあっている方の言葉は、口調は軽快に話されていますが、何にも勝る説得力がありました。

醤油のフレーバーに注目し、料理によって醤油を使い分けましょうといったお勧めや、醤油の歴史を記載したパンフレットなどをいただきました。
帰りには、何と醤油のお土産セット!!計4本いただきました。(キッコーマン一本、ヒガシマル二本、タケサン一本)
これ、参加費以上のお土産なのでは??と思える豪華セットでした。

しばらく醤油を買わずに済みそうです!ぴかぴか(新しい)


さて、もう一つ参加したのは大好きなチーズのイベントです。
西新宿で開催された、「EU GIチーズフェスティバルというイベント。

GI登録された、伝統的なチーズの試食や購入が出来たり、トークショーなども開催されるという無料参加可能イベントなので、
混んでいるのかな?と思いつつ行きましたが、かなり空いていました。
(開始直後ではなく、開始から数時間たったからかもしれません)
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時間的にグラナパダーノやフェタの単独コーナー(販売&試食)があり、それぞれ盛んにPRされていました。
試食専用のチーズプレートコーナーではロックフォール、コンテ、ペコリーノロマーノのセットを頂くことが出来ました。
※ドリンクも販売されており、チーズの系統によって合うドリンクが紹介されていました。

いや、やっぱりコンテ美味し〜!!揺れるハート
流石、フランスNO1のチーズ、合わせやすく、飽きない味わいですね。
ペコリーノロマーノやロックフォールはお酒が欲しくなります!黒ハート

GIというのは、地理的表示という事で・・
当該産品の産地を特定でき、産品の品質等確立した特性が産地と結びついていることを特定できる名称の表示との事。
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チーズで例を挙げると・・
仏 カマンベールドノルマンディ、コンテ
伊 ゴルゴンゾーラ、ペコリーノロマーノ
英 ブルースティルトンチーズ
蘭 ゴーダ
他、チーズでは全26品種が日本でGI保護されるそうです。EPA協定全体では、他の農産物を含めると71品目が登録されるそう。
これは日本での話であって、EU内では農産物約1400品目がGI品として登録されているとか。
名称の不正使用を取り締まったり、GI登録されたものは無いものの1.5倍程度の価格で取引されるそうです。
消費者にもGI品は広く認知されており、高くてもそれを選択して購入しているそうです。
日本国内では、真生産品の明細書に沿わない商品はGIを付すことが出来ないそう。(ただし、一部例外とみなされる場合もあり)
日本でも過去、偽物の飛騨牛が出回ってしまったとかありましたしね・・。
きっとほかにもわかっていないだけで偽装関連はもっと色々ある様な気がします。
登録されると、準を満たす生産者だけがその名称を使用することが出来るようになり(不正名称使用品減)、品質を守った物だけが市場に流通、流通時も他のものとの差別化が図られ、万一名称を不正使用された場合は行政が取り締まってくれるので自分たちで訴訟を起こす負担が無くなるとの事

もっと生産者やブランド保護のために、こういうEUのルールを今後も積極的に見習ってほしいものです。
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特に、海外にあるという偽日本料理店や偽日本料理人を何とかしてほしい・・。和食は世界遺産なんですよ!!
勿論日本側もGI産品があり、それにはGIマークが付けられるそう。
もしご興味あれば、農林水産省のHPを見てみて下さいね。↓

チーズ目当てに行ったイベントですが、色々勉強になりました。

消費者も、メディアやお店の方から教えてもらうのは勿論のことですが、自分からも情報を取りに行ったり学んだりして、賢く充実した食料品を選択出来るようになりたいですね。
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posted by シナモン at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー・講習会